◎初めての遺言書を書きました◎

当方、先日、初めて遺言書を書きました。

と言いますのも、ここ最近の台風での被害者の方、地震での被害者方、身近な方の死を目の当たりにして、いつも、元気なうちに遺言は残しておくように案内している立場の人間として、やはりその必要性も感じて書きました。

相続人に未成年者がいる場合、遺産分割には家庭裁判所にて特別代理人の選任が必要となります。親権者と未成年者が利害が相反するからです。

例えば当方の場合、妻1人と未成年の子供2名が推定相続人です。その時、妻が不動産を相続するというときに、子供達の親権者としてまた妻が実印を押す行為は未成年の子どもの法定相続分を放棄するということになるからです。
当方の場合は、未成年の子どもが2名いるので、それぞれに特別代理人を家庭裁判所にて選任してもらう必要がございます。

いつどうなるか分からないけれども、もし万が一のことを考えて、残される家族に負担を掛けない為にできることをしたということです。

遺言なんて何度でも書き直しができます。子供が大きくなっていたら、きっと、内容も変わるでしょうし、今の気持ちを書いておけば、とりあえずは安心です。

自筆証書で書きまして、誤字をしてしまったので、民法に則り、修正したことを記載し署名をして、修正箇所に押印もしておきました。亡くなった後、自筆証書遺言では検認手続きが現段階では要りますが、遺言がないより数段、楽に手続きが出来ます。
しかも、今度の民法改正により、法務局での手続きにより、検認が要らなくなるということですので、すぐに自分自身の遺言にて試したいと思っております。

遺言内容も今まで考えたこともないですが、やはりプロなので、意外に簡単に数分で書けました。

書いてみて、リアルに、まだ子供が小さいので争いはないでしょうが、残された家族が自分の遺産について争うということになったら本当に凹むことだなって思いました。

揉めないための遺言もそうですが、残された家族に負担を掛けない為の遺言も広報していきたいと思います。

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