◎推定計算◎

過払い返還請求において、相手業者より、取引開始からのもの全て揃わず、取引途中からの履歴しか提出されない場合、推定計算という方法で、過払い金を計算します。いわゆる推定による取引履歴を再現して過払い金額を確定させるという手法です。

業者によっては、平成7年以前の履歴は一切破棄したとか、平成4年以前は入金履歴しかないとかそういうケースがあります。

入金履歴がある場合、なんとかある程度精度をもった復元が可能です。
入金履歴の中の元金充当額により、借入れ元金を特定していくという気の遠くなるような作業を経たら、取引履歴は復元可能ですふらふら
その推定計算を基に、和解交渉をし、訴訟なしに和解できた時、やり切れた感は大いにありますくじら

邪魔くさい推定計算なしに、入金履歴のみを計算書に反映させ、それによって引き直し計算された金額で以て訴訟することで、相手方に推定計算をしてもらうという手法も考えられますが、借りてもいないお金を入金していたという内容で請求をかけるのに抵抗を感じますし、実際の過払い金と請求する過払い金の誤差が大きすぎることもありますので、ある程度、推定の計算はして請求するのが常道ではないのかなと思いますOK!2

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