◎脱走者逮捕と所有者不明土地・空き家問題◎

先日、愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から脱走した受刑者が、潜伏先と見られていた広島県尾道市の向島から70キロ離れた広島市南区で身柄を確保されましたね。

3週間も脱走した受刑者が捕まっていない状態だったのは、近隣住民の不安を思うと不安で眠れない日々が続き、逮捕されやっと安心して生活できる日常に戻れることでしょう。

この脱走中、向島の空き家に潜伏し、逃げ回っていたとみられていました。
その空き家が誰の所有者かもわからない、たぶん、登記簿の所有者がもう亡くなっているとか所有者の特定に時間がかかり、捜査の遅れにも少なからず影響があったものと聞いております。

このことは、災害被害の際はもちろんのこと、犯人確保にも、所有者不明の土地建物を増やすことはリスクでしかないことを示していることを教えてくれました。

これをきっかけに、所有者不明の土地や空き家の名義変更処分が進むことを心より願います。政府としてもきっとその必要性がますます増えてくることを感じていることだと思います。

私ども司法書士は、小さな事かもしれませんが、そういう、相続登記未了不動産に出くわした際には、登記の必要性を強く説明し、手続きを進め、一軒でも所有者不明の空き家を増やさない努力が必要だと思います。

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