◎意思能力の有無について判断する際のルール◎

不動産の売主が、お年寄りの時には、一定のルールを持っておかないと、当事者、当事者の家族の強い意向により、流されかねません。毅然とした態度で臨むことが買主の権利保全の為になります。

そこで、以前に、当事務所では、意思が確認できることを前提に一定のルールを設けることにしました。

・80歳以上の方で独居老人でない場合、後見人がいないことの証明の手配と医師の診断書もできる限り要求。
・必ず自署をお願いし、出来ない時は、ビデオ・写真撮影する。
・判読不能の状態でも、ペンを持ってもらい、自署をこころんでもらう。

ここまでするかというぐらいのことは、最低しないといけないのでしょう。

万が一、裁判になった際に、上記のことが、重要な証拠になるかと思われます。

これからの高齢化社会の中で、司法書士として重要な判断を迫られるケースは益々増えていくのでしょうね。