◎本人確認情報の添付書類◎

権利証をなくされた時の登記手続きで、我々司法書士が登記義務者が本人であることを証明する本人確認情報の提供をするケースがあります。

その時、本人であることを免許証、パスポート、住民基本台帳カードなどの写真付きの身分証明書があればその写しを添付するのですが、それがない方が結構いらっしゃいます。

その時、年金手帳や保険証などを2種類用意しなければなりません。

2つないとき、官庁が発行しており、住所、氏名、生年月日が記載されているものを用意すればそれも添付できます。

今回、京都市が発行する市バスの敬老乗車証について、検討してみました。

残念ながら、住所の記載がないため、本人確認情報の添付資料の1つとしてはNGです。

意外とすべての条件をクリアする証明書類は、ないのかもしれません。

免許証などの写真つき身分証明がなく、年金未加入となると、住民基本台帳カードを作ってもらうという方法が、王道となりそうです。

不動産の権利を守るためですので、多少の手間はご理解くださいませ。